幅3.5m×長さ22m
※上記最大サイズの場合、道路通行車両制限がありますので、運搬に関しては別途相談させていただきます。
・強靭性、耐腐食性、耐塩害性、軽量性に優れています。
・現場では一括架設が可能です。
・優美な曲線の橋体を製作可能です。
型の上に重ねたガラス繊維マット全体をフィルムで覆い密閉し、ガラス繊維層の空気を抜いて完全な真空状態を作ります。
次に、真空の力を利用しガラス繊維層にビニルエステル樹脂を注入し、隅々まで行渡らせて均一で強靭なFRP積層材を造ります。
橋体は側板、桁、底板、床版及びエンドパネルで構成されています。床版は発泡樹脂板をガラス繊維層で挟んだサンドイッチ構造です。各部材は接着剤で強固に、しかも確実に接合されて、一体もののボックス桁となります。
当社はビニルエステル樹脂が母材の積層材を使い、接着剤にはビニルエステル樹脂よりも強い構造用接着剤を用いて、強固で耐久性のある接着接合を行っています。
FEM解析による全載荷時の接合部位にかかる最大のせん断力が、実験で得た接着強度よりはるかに小さいことも確認しています。接着剤による積層材の接合は、ボルト接合に比べ積層材を損傷せず、積層材を長い年月健全に保つ接合方法です。
接着接合の破壊試験
接合されるFRP積層材が破壊され適正な接着剤による接合であることが確認されました。
2m×12mの実験橋(人道橋、緊急時1.5トン車両通行可)を用いて兵庫県工業技術センターとの共同研究の一環として載荷実験を行いました。
1袋350kgを24袋、合計8.4トンを床版全面に均等に載荷し、載荷過程に伴う桁のたわみ量を測定しました。
全載荷の状態で24時間放置し、その後脱載荷をしたところ、脱載荷直後に桁のたわみは殆ど解消されていました。又2時間後には完全に載荷前の状態に戻ったことが確認されました。
ひずみ計を10か所に設置し、載荷に伴う部材のひずみ量を測定しました。測定した箇所のうち最大のひずみは桁底部中央で測定されました。全載荷を24時間保持した後のひずみ量より算出した応力値は、実験で得た部材の引張り強さをはるかに下まわるものであり、構造部材として安全であることが確認されました。
橋央に3t載荷
半載荷での計測
全載荷