点  検

木橋点検士の有資格者による数多くの実績に基づき、適切な検査方法による点検を実施しています。

■点検方法の種類

木材の点検には、目視・触診・打診等の特殊な工具を必要としない定性的な点検と、応力波伝播速度・穿孔スラスト等測定機を必要とする定量的な点検方法とがあります。


■応力波速度測定機について

測定原理

打込み専用センサーに衝撃を加えると発生するエネルギー(応力波)が受信用センサーに到達するまでの時間(μs)を測定します。健全材の場合は、伝達スピードが早いので伝播時間は小さくなり、腐朽している部材では、伝達スピードが遅くなるので伝播時間は大きくなります。


用途

遊具、公園施設、デッキ等木製構造物の腐朽診断。

材質は杉、桧等の国産材からボンゴシ、イペ等のハードウッドまで木材であれば何でもOK。


測定器具

FAKOPP(ハンディタイプ応力波速度測定機)



特徴

測定機が軽量、コンパクトなので非常にハンドリングがよい。再現性が高く、測定個人差もほとんどありません。超音波と違い、測定表面が不陸であっても測定できます。


測定例

測定機の打込み専用センサー側にハンマーで衝撃を加えるだけで簡単に測定することができます。

下表に杉丸太とボンゴシ材における測定例を紹介いたします。