この工法は遊歩道・桟橋・展望デッキ等小規模構造物を対象した簡易基礎工法です。小口径のスチールピンを地中にある角度をもって打込むことによって構造物の支柱に必要な支持力を持たせる工法です。
2010年2月にこの工法は、国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されました。
■特徴
1. 軽量なので人力で運搬できる
2. 重機を必要とせずハンディタイプの工具だけで施工できる
3. 地盤の掘削、埋め戻しが不要である
4. 施工が簡単なので工期短縮ができる
5. 自然環境に与える影響が非常に少ない
■従来工法との比較(施工手順)
ピンファウンデーション工法
①掘削:定着ブロックを置くだけ 小さなショベルのみ使用
↓
②運搬:定着ブロック、打込ピン共に軽量 人力運搬可能
↓
③設置:電動工具でピンを打込むだけ
↓
④埋め戻し:不要
従来工法(コンクリート基礎)
①掘削:掘削の土量が多い バックホウが必要
↓
②運搬:コンクリートブロックが重い
↓ (□500xH500mmで約280kg )
③設置:重機運搬・掘削底面の転圧・吊込み用重機が必要
↓
④埋め戻し:埋め戻す土量が多い バックホウが必要