曲げ・せん断載荷実験(協力:ものつくり大学)

ものつくり大学、橋梁工学研究室の協力のもと、計算上の数値と実情を比較し、安全性等を照査することを目的とし、実物大の約1/2サイズのテスト橋で曲げ・せん断の実験をしました。

曲げ載荷試験

●供試体:実橋の約1/2スケール(長さ6.3mx幅1.27m)のものを使用。

●使用試験機:3000kN万能載荷試験機。

実験方法:2点載荷の4点曲げ載荷実験を行い、床版や桁が終局状態を迎える際の耐荷力と破壊状況を調査。

実験結果:設計最大曲げモーメントに相当する計算値は、床版破壊時の曲げモーメントに対して5.9倍の安全率を有しており、実橋の安全性は十分であるといえる。

せん断載荷試験

●供試体:実橋の約1/2スケール(長さ6.3mx幅1.27m)のものを使用。

●使用試験機:3000kN万能載荷試験機。

●実験方法:1点載荷の3点曲げ載荷実験を行い、桁もしくは支点上ダイヤフラムが終局状態を迎える際の耐荷力と破壊状況を調査。

実験結果:設計最大支点反力に相当する計算値は、端支点の支圧による破壊に対して15.4倍の安全率を有しており、実橋の安全性は十分であるといえる。