載荷試験(協力:兵庫県工業技術センター)

2m×12mの実験橋(人道橋、緊急時1.5トン車両通行可)を用いて兵庫県工業技術センターとの共同研究の一環として載荷実験を行いました。

1袋350kgを24袋、合計8.4トンを床版全面に均等に載荷し、載荷過程に伴う桁のたわみ量を測定しました。

全載荷の状態で24時間放置し、その後脱載荷をしたところ、脱載荷直後に桁のたわみは殆ど解消されていました。又2時間後には完全に載荷前の状態に戻ったことが確認されました。

ひずみ計を10か所に設置し、載荷に伴う部材のひずみ量を測定しました。測定した箇所のうち最大のひずみは桁底部中央で測定されました。全載荷を24時間保持した後のひずみ量より算出した応力値は、実験で得た部材の引張り強さをはるかに下まわるものであり、構造部材として安全であることが確認されました。